疾患別案内
INDEX
湿疹・手湿疹
原因・症状
湿疹は皮膚に起きる炎症で様々な種類がありますが、手にできる皮膚炎が手湿疹です。調理や炊事等で水仕事が多い方や化学薬品を扱う方、理・美容師の方など職業性皮膚疾患としても手湿疹が起こることが多いとされています。乾燥肌やアトピー性皮膚炎があると皮膚のバリア機能が弱くなっていることで手湿疹を起こしやすいといわれています。
コロナ流行以降、手洗いやアルコールによる手指消毒を頻回に行う機会が増えたこともあり大人だけでなく子供にも手湿疹が増加しています。
症状はかさかさして乾燥するタイプと水ぶくれができてじくじくするタイプがあります。進行すると皮膚が硬くなってひび割れてくることもあります。
手湿疹と間違えられやすい疾患として、手白癬(手の水虫)や疥癬、掌蹠膿疱症などが挙げられます。それぞれ治療が異なりますのでなかなか治らない手の皮疹があるときには病院で診断を受けてください。
コロナ流行以降、手洗いやアルコールによる手指消毒を頻回に行う機会が増えたこともあり大人だけでなく子供にも手湿疹が増加しています。
症状はかさかさして乾燥するタイプと水ぶくれができてじくじくするタイプがあります。進行すると皮膚が硬くなってひび割れてくることもあります。
手湿疹と間違えられやすい疾患として、手白癬(手の水虫)や疥癬、掌蹠膿疱症などが挙げられます。それぞれ治療が異なりますのでなかなか治らない手の皮疹があるときには病院で診断を受けてください。
治療
治療の基本は原因となる物質の回避と皮膚のバリア機能を保つためのスキンケアです。症状が強い場合はステロイド外用薬で炎症を抑える治療を行います。かゆみが強い場合は抗アレルギー薬を使用することもあります。
かぶれ(接触皮膚炎)
原因・症状
かぶれは、皮膚に刺激になるものが接触することで起こる炎症反応です。赤み、かゆみなどが起こり、腫れや水ぶくれなどができることもあります。
接触皮膚炎には「刺激性」と「アレルギー性」のものがあります。
原因は化粧品が最も多く、医薬品、アクセサリーとなっていますが、植物、ゴム製品、洗剤など様々です。
原因を調べるためにはパッチテストを行います。かぶれの原因と考えられるものがあればご持参いただき背中や腕に48時間貼り付ける検査をします。
また当院では金属・ゴム・防腐剤等のパッチテストを行うことのできるパッチテストパネル(S)を採用しています。
現在外来日が月・木の週2日のため、月曜日に貼付し水曜日にご自宅ではがしていただき木曜日に再診するという方法で検査いたしております。
接触皮膚炎には「刺激性」と「アレルギー性」のものがあります。
原因は化粧品が最も多く、医薬品、アクセサリーとなっていますが、植物、ゴム製品、洗剤など様々です。
原因を調べるためにはパッチテストを行います。かぶれの原因と考えられるものがあればご持参いただき背中や腕に48時間貼り付ける検査をします。
また当院では金属・ゴム・防腐剤等のパッチテストを行うことのできるパッチテストパネル(S)を採用しています。
現在外来日が月・木の週2日のため、月曜日に貼付し水曜日にご自宅ではがしていただき木曜日に再診するという方法で検査いたしております。
治療
治療は原因物質からの回避が最も重要です。その上で、炎症を抑えるためにステロイド外用薬を用い、かゆみには抗ヒスタミン薬を使用します。繰り返す場合は、アレルギー検査を行うこともあります。
蕁麻疹
原因・症状
蕁麻疹は、体の部分的または全身的に現れる皮膚に赤く盛り上がる膨疹で強いかゆみを伴います。短時間(数時間から24時間以内)で自然に消えることが多いものの、繰り返し出現することがあります。食物、感染、薬剤の副作用、ストレス、寒冷・圧迫など様々な原因がありますが、明らかな原因が特定できないことも少なくありません。
治療
治療は抗ヒスタミン薬の内服が基本となります。効果が乏しい場合には薬の量や組み合わせで対応していきます。
また慢性蕁麻疹に対し新しい薬(ゾレア)も保険適応となりました(現在当院では取り扱いがありませんが、ご相談ください)。
また慢性蕁麻疹に対し新しい薬(ゾレア)も保険適応となりました(現在当院では取り扱いがありませんが、ご相談ください)。
虫刺され
原因・症状
虫刺されは、昆虫が皮膚を刺したり咬んだり、皮膚に毛虫や蛾などの体毛がつくことで、赤み・腫れ・かゆみ・水ぶくれといった症状が起こる皮膚炎の総称です。虫に刺された後すぐに赤みやかゆみが出る「即時型反応」と数日後に皮膚症状が出る「遅延型反応」があります。体質や刺された回数などによって反応の強さに差があり、小児やアレルギー体質の方では腫れが強くなることもあります。
治療
治療にはステロイド剤と抗ヒスタミン剤を使用します。虫刺されによる過剰なアレルギー反応を抑えるために適切な強さのステロイド剤の外用を行うことで、掻き壊して感染を起こしたり、痕になったりすることを防ぐことができます。かゆみが強い場合は抗ヒスタミン剤、重症の場合はステロイドの内服を行う場合もあります。
アトピー性皮膚炎
原因・症状
アトピー性皮膚炎は、皮膚の炎症による湿疹やかゆみを繰り返す慢性的な皮膚疾患です。原因は遺伝的な体質やアレルギー、乾燥、環境因子が複雑に関与して起こります。成長と共によくなることが多いといわれていますが、乳幼児期に発症して小児期に症状が出なくなる場合や、成人になっても症状が続く場合もあります。乳児期には頬やおでこなどの顔や頭部に、小児期には肘・膝の裏など関節部に湿疹や苔癬化(慢性の炎症によって皮膚が厚くごわつくこと)が出現し強いかゆみと皮膚の赤み、乾燥がみられるようになります。掻き壊しによるとびひ(伝染性膿痂疹)や水いぼ(伝染性軟属腫)などの感染症が起こることもあります。成人では苔癬化がすすみ、全体的に赤ら顔に見える場合があります。
治療
治療の基本は、スキンケア(保湿)と炎症を抑える薬の使用です。炎症を抑える薬としてステロイド剤や免疫抑制剤等があります。かゆみには抗アレルギー薬の内服も行います。ステロイド外用剤の強さや使用期間を適切に使い分けることで安全に効果的に治療することができます。また近年はステロイド以外の外用薬も発売されてきており選択肢が広がっています。従来の治療では軽快が難しい場合には生物学的製剤を使用することがあります。生物学的製剤について、当科は非常勤のため現在処方は致しておりませんが、症状により必要な場合は治療可能な近隣病院へ紹介をいたします。
ニキビ
原因・症状
過剰な皮脂分泌などにより毛穴が詰まることで炎症を引き起こす疾患です。
ホルモンバランスの変化や遺伝、ストレス、食生活、化粧品などが原因となるといわれています。
思春期にみられることが多いですが、大人になって症状が悪化する場合もあります。
重症度やタイプによって適切な治療を行うことが大切です。
ホルモンバランスの変化や遺伝、ストレス、食生活、化粧品などが原因となるといわれています。
思春期にみられることが多いですが、大人になって症状が悪化する場合もあります。
重症度やタイプによって適切な治療を行うことが大切です。
治療
当院では保険診療の範囲でアダパレン、過酸化ベンゾイル、抗生剤の外用・内服薬で対応していますが、スキンケアや化粧品、自費治療にどんな選択肢があるかのご相談に対応しております。
水虫(足白癬・爪白癬)
原因・症状
水虫は、白癬菌という真菌(カビの一種)が皮膚や爪に感染して起こる疾患です。
足白癬が最も多くみられますが、爪や股間、頭など身体のいろいろなところに感染します。
足白癬には趾間型(足指の間の皮膚の皮がむけたりじくじくしたりする)、角質増殖型(足裏の皮膚が分厚く硬くなりひび割れたりする)、小水疱型(小さな水ぶくれができる)という3つのタイプがあります。趾間型と小水疱型は強いかゆみを伴うこともありますが、かゆみがない場合もあります。
爪白癬では爪が白く濁ったり分厚くなったりぼろぼろになる症状がみられます。爪が変形し痛みが出る場合もあります。
手や頭、体にも症状が出る場合もあります。湿疹かと思って市販薬を使っても治らない皮膚の発疹の中には白癬が原因になっているものもあります。
診断は症状のある部分の皮膚を採取し顕微鏡で白癬菌の有無を確認します。
足白癬が最も多くみられますが、爪や股間、頭など身体のいろいろなところに感染します。
足白癬には趾間型(足指の間の皮膚の皮がむけたりじくじくしたりする)、角質増殖型(足裏の皮膚が分厚く硬くなりひび割れたりする)、小水疱型(小さな水ぶくれができる)という3つのタイプがあります。趾間型と小水疱型は強いかゆみを伴うこともありますが、かゆみがない場合もあります。
爪白癬では爪が白く濁ったり分厚くなったりぼろぼろになる症状がみられます。爪が変形し痛みが出る場合もあります。
手や頭、体にも症状が出る場合もあります。湿疹かと思って市販薬を使っても治らない皮膚の発疹の中には白癬が原因になっているものもあります。
診断は症状のある部分の皮膚を採取し顕微鏡で白癬菌の有無を確認します。
治療
水虫の治療は抗真菌薬を使いますが、足白癬と爪白癬では違う外用を行ったり内服を行ったりする場合があります。足白癬は外用薬を適切な範囲に十分な期間外用を続けることで治療できますが、爪白癬は爪の深くまで薬を浸透させる必要があるため爪用の抗真菌薬の外用を行ったり内服を行わないと治療することができません。
白癬の治療には時間がかかる場合が多いので、根気よく治療を継続することが大切です。
白癬の治療には時間がかかる場合が多いので、根気よく治療を継続することが大切です。
帯状疱疹
原因・症状
帯状疱疹はウイルス性の疾患の一つで、水ぼうそうの原因ウイルスである水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)によるものです。水ぼうそうが治った後ウイルスは神経節に潜伏し、免疫力が低下した時に「再活性化」して発症します。体の片側に赤いぶつぶつとした発疹ができ、しだいに水ぶくれができ強い痛みを伴います。発疹ができる前から痛みがでる場合もあります。
帯状疱疹の皮膚症状が治った後も、帯状疱疹後神経痛という痛みが残ることがあります。治療の開始が遅れた場合や高齢であるほど起こりやすいといわれています。
診断は皮膚症状から行いますが、水ぶくれなどから検査を行う場合もあります。
帯状疱疹の皮膚症状が治った後も、帯状疱疹後神経痛という痛みが残ることがあります。治療の開始が遅れた場合や高齢であるほど起こりやすいといわれています。
診断は皮膚症状から行いますが、水ぶくれなどから検査を行う場合もあります。
治療
治療は抗ウイルス剤の内服が行われますが、全身の状態などにより入院し点滴治療を行う場合もあります。発疹が出てから72時間以内に治療を開始することが推奨されています。
現在帯状疱疹の予防として50歳以上の方はワクチン接種を行うことができます。2025年4月からは65歳以上の方などへ定期予防接種の対象となりました。
当院では内科でワクチン接種を受け付けておりますのでご希望の方はお申し出ください。
現在帯状疱疹の予防として50歳以上の方はワクチン接種を行うことができます。2025年4月からは65歳以上の方などへ定期予防接種の対象となりました。
当院では内科でワクチン接種を受け付けておりますのでご希望の方はお申し出ください。
単純ヘルペス
原因・症状
ヘルペスもウイルス性の疾患の一つですが、帯状疱疹とは異なるウイルスが原因となって起こります。単純ヘルペスウイルス(HSV)が原因ウイルスです。
単純ヘルペスウイルスには1型(HSV-1型)と2型(HSV-2型)があります。1型が口唇ヘルペスの、2型が性器ヘルペスの原因となっていますが、最近ではHSV-1型による性器ヘルペスの報告も増えてきています。 一度感染を起こしたウイルスは神経節に潜伏し免疫力が低下した時に「再活性化」し口唇周囲や性器にピリピリとした痛みを伴う赤みや水ぶくれができます。
単純ヘルペスウイルスには1型(HSV-1型)と2型(HSV-2型)があります。1型が口唇ヘルペスの、2型が性器ヘルペスの原因となっていますが、最近ではHSV-1型による性器ヘルペスの報告も増えてきています。 一度感染を起こしたウイルスは神経節に潜伏し免疫力が低下した時に「再活性化」し口唇周囲や性器にピリピリとした痛みを伴う赤みや水ぶくれができます。
治療
治療は抗ウイルス薬の外用や内服です。軽症の場合は外用のみの場合もありますが、抗ウイルス薬の内服が必要な場合もあります。
再発を頻繁に繰り返す場合はPIT(Patient Initiated Therapy)療法という治療法もあります。あらかじめ抗ウイルス薬を処方し皮膚症状出現時にご自身の判断で内服していただく治療法です。ご自身で発症を判断できるという条件のもとになりますが、早めに内服を行うことで症状を短期間で抑えることが可能です。
再発を頻繁に繰り返す場合はPIT(Patient Initiated Therapy)療法という治療法もあります。あらかじめ抗ウイルス薬を処方し皮膚症状出現時にご自身の判断で内服していただく治療法です。ご自身で発症を判断できるという条件のもとになりますが、早めに内服を行うことで症状を短期間で抑えることが可能です。
乾癬
原因・症状
乾癬は免疫異常が関与する慢性の角化性炎症疾患の一つで、境界のはっきりした皮膚が赤く盛り上がったところにかさかさした厚く銀白色のかさぶた(鱗屑)がついた皮疹ができ、かゆみを伴うことがあります。外からの刺激の多い場所(頭皮や肘、膝、腰など)にできやすいといわれています。乾癬にはいくつかのタイプがありますが、尋常性乾癬が多くみられるタイプです。爪の変化や関節の炎症がみられる場合もあります。
感染性の疾患ではないので他の人にうつることはありません。
原因は特定されていませんが、遺伝やストレス、ケガなどの外的な刺激、感染症、薬剤などが発症や悪化に影響を与えるといわれています。
感染性の疾患ではないので他の人にうつることはありません。
原因は特定されていませんが、遺伝やストレス、ケガなどの外的な刺激、感染症、薬剤などが発症や悪化に影響を与えるといわれています。
治療
治療は外用(ステロイド、ビタミンD3、タピナロフ)、内服(レチノイド製剤、PDE4阻害剤、TYK2阻害剤、免疫抑制剤)注射(生物学的製剤)、光線療法に分けられます。
当院は非常勤体制のため内服・外用を主体とした治療を行っております。
当院は非常勤体制のため内服・外用を主体とした治療を行っております。
酒さ
原因・症状
顔にほてりを伴う赤みやぶつぶつした皮疹が繰り返しできる慢性の炎症疾患です。
酒さには紅斑毛細血管拡張型(赤み、毛細血管拡張)、丘疹膿疱型(赤いぶつぶつ、膿疱)、鼻瘤(鼻の皮膚が厚くなりこぶのようなものができる)、眼型(目の充血、炎症)の4つのタイプがあり原因は特定されていませんが遺伝や免疫異常、皮膚の常在菌(ニキビダニ、毛包虫)などがかかわっているといわれており、紫外線、温度差、ストレス、アルコール、香辛料、化粧品が悪化因子になるとされています。
酒さには紅斑毛細血管拡張型(赤み、毛細血管拡張)、丘疹膿疱型(赤いぶつぶつ、膿疱)、鼻瘤(鼻の皮膚が厚くなりこぶのようなものができる)、眼型(目の充血、炎症)の4つのタイプがあり原因は特定されていませんが遺伝や免疫異常、皮膚の常在菌(ニキビダニ、毛包虫)などがかかわっているといわれており、紫外線、温度差、ストレス、アルコール、香辛料、化粧品が悪化因子になるとされています。
治療
治療は外用薬(メトロニダゾール)、内服(テトラサイクリン系抗菌薬)が症状に応じて使用されます。保険適応外の治療もあり外用(アゼライン酸やイベルメクチン)や内服(イソトレチノイン)、レーザー治療などがあります。毛細血管拡張にはレーザー治療が効果的な場合もあり、必要に応じてどういった治療法があるかのご説明をいたします。
しもやけ
原因・症状
しもやけ(凍瘡)は寒い時期に血液循環が悪くなり炎症を起こす疾患です。
手足の先や鼻先、耳たぶなど毛細血管の集まる身体の末端部によく見られ、皮膚が赤紫色になったり腫れあがったりします。むずむずするかゆみや痛みを伴うことが多く、悪化すると水ぶくれができたり水ぶくれが破れじくじくして潰瘍ができたりすることもあります。
原因は寒冷刺激、気温差によって起こるといわれており、平均気温が4~5℃、寒暖差が1日のうちに10℃以上あるときなどに起こりやすいといわれています。そのため真冬よりは冬の始まり・終わりころに多く、寒冷地だけでなく温暖地でも気温差のある地域には起こることがあります。
手足の先や鼻先、耳たぶなど毛細血管の集まる身体の末端部によく見られ、皮膚が赤紫色になったり腫れあがったりします。むずむずするかゆみや痛みを伴うことが多く、悪化すると水ぶくれができたり水ぶくれが破れじくじくして潰瘍ができたりすることもあります。
原因は寒冷刺激、気温差によって起こるといわれており、平均気温が4~5℃、寒暖差が1日のうちに10℃以上あるときなどに起こりやすいといわれています。そのため真冬よりは冬の始まり・終わりころに多く、寒冷地だけでなく温暖地でも気温差のある地域には起こることがあります。
治療
治療はトコフェロール(ビタミンE)やヘパリン類似物質の外用を行います。症状が強い場合にはビタミンEや漢方薬の内服を行うこともあります。
しもやけのように見える皮膚に症状の中に膠原病(全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、全身性強皮症)のような他の病気が隠れていることもあります。夏になっても治らないしもやけがある場合はただのしもやけではない場合もあります。
しもやけのように見える皮膚に症状の中に膠原病(全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、全身性強皮症)のような他の病気が隠れていることもあります。夏になっても治らないしもやけがある場合はただのしもやけではない場合もあります。
円形脱毛症
原因・症状
円くはっきりとしたかたちに脱毛が起こる疾患です。頭以外の体の毛の生えているところのどこにでもなることがあります。かゆみなどの自覚症状はないことがほとんどですが、まれに違和感や軽いかゆみが出る方もいます。
原因は明確には分かっていませんが、自己免疫疾患と考えられています。
遺伝や体質、疲れや感染症などがきっかけとなって発症することがあるとされていて、アトピー性皮膚炎は合併する頻度が高いといわれています。
また甲状腺疾患(橋本病など)、膠原病(全身性エリテマトーデスなど)、関節リウマチなどと合併することがあるといわれています。
原因は明確には分かっていませんが、自己免疫疾患と考えられています。
遺伝や体質、疲れや感染症などがきっかけとなって発症することがあるとされていて、アトピー性皮膚炎は合併する頻度が高いといわれています。
また甲状腺疾患(橋本病など)、膠原病(全身性エリテマトーデスなど)、関節リウマチなどと合併することがあるといわれています。
治療
治療は症状の程度や進行速度に応じてかわりますが、軽症の場合はカルプロニウム塩化物(フロジン液)とステロイドの外用から開始します。症状に応じてステロイドの局所注射を追加します。セファランチンやグリチルリチン製剤などの内服をおこなうこともあります。
急速に脱毛が進行する場合はステロイドの内服療法を行うことがありますが、その場合ステロイドを減量する際に再発しやすいともいわれています。
脱毛範囲が広範囲の場合は自費治療で局所免疫療法(薬剤を脱毛部に塗布し、かぶれを起こさせることで発毛を促進させる方法)を行うことがありますが、当科では施行しておりません。
また重度の円形脱毛症(脱毛範囲が50%以上で過去6か月程度毛髪に自然再生が認められない場合)に対してバリシチニブ(オルミエント)という内服薬が2022年に保険適応になりました。
急速に脱毛が進行する場合はステロイドの内服療法を行うことがありますが、その場合ステロイドを減量する際に再発しやすいともいわれています。
脱毛範囲が広範囲の場合は自費治療で局所免疫療法(薬剤を脱毛部に塗布し、かぶれを起こさせることで発毛を促進させる方法)を行うことがありますが、当科では施行しておりません。
また重度の円形脱毛症(脱毛範囲が50%以上で過去6か月程度毛髪に自然再生が認められない場合)に対してバリシチニブ(オルミエント)という内服薬が2022年に保険適応になりました。
男性型脱毛症(AGA)
原因・症状
男性型脱毛(androgenetic alopecia:AGA)は成人男性の進行性頭髪脱毛症です。
AGAにはO字タイプ(頭頂部から抜け毛が進行)、M字タイプ(額の生え際から進行)、U字タイプ(前頭部から後退)の3つのタイプに分けられます。アジア人は欧米人に比べO字タイプの割合が多いとされています。
AGAの原因は複数あるといわれていますが、男性ホルモンのバランスが大きく影響しています。
AGAにはO字タイプ(頭頂部から抜け毛が進行)、M字タイプ(額の生え際から進行)、U字タイプ(前頭部から後退)の3つのタイプに分けられます。アジア人は欧米人に比べO字タイプの割合が多いとされています。
AGAの原因は複数あるといわれていますが、男性ホルモンのバランスが大きく影響しています。
治療
治療は外用薬としては市販薬として販売されているミノキシジルが選択肢となります。血流を改善することなどで発毛を促進する効果があり、内服薬と併用も可能です。血管拡張作用があるため高血圧や狭心症などの疾患のある方は注意が必要です。自費治療として当科では現在内服薬フィナステリド(プロペシア)を処方しています。
フケ症(脂漏性湿疹)
原因・症状
頭皮や顔(眉毛・眉間・鼻の周り・耳の中や後ろ部分)、わきの下、また等の脂漏部位(皮脂の分泌が盛んな場所)にフケや赤み、かゆみが起こる疾患です。
「乳児型」と「成人型」があり、乳児脂漏性皮膚炎は生後数週頃から発症し1歳頃までには自然と治ることが多いとされています。成人型脂漏性皮膚炎は思春期以降の成人、特に男性に多く症状が繰り返すことがあります。
原因は遺伝やストレス、皮脂の過剰分泌など様々で多因子疾患といわれていますが、近年は皮膚の常在菌の1つである真菌(マラセチア)の過剰増殖の影響が大きいとされています。マラセチアが皮脂に含まれるトリグリセリドを遊離脂肪酸などへ分解し、その分解産物が炎症を引き起こすといわれています。
「乳児型」と「成人型」があり、乳児脂漏性皮膚炎は生後数週頃から発症し1歳頃までには自然と治ることが多いとされています。成人型脂漏性皮膚炎は思春期以降の成人、特に男性に多く症状が繰り返すことがあります。
原因は遺伝やストレス、皮脂の過剰分泌など様々で多因子疾患といわれていますが、近年は皮膚の常在菌の1つである真菌(マラセチア)の過剰増殖の影響が大きいとされています。マラセチアが皮脂に含まれるトリグリセリドを遊離脂肪酸などへ分解し、その分解産物が炎症を引き起こすといわれています。
治療
治療はマラセチアの増殖を抑える抗真菌薬(ニゾラールなど)を外用することが中心になります。炎症が強い場合にはステロイド外用薬を使用します。
成人の脂漏性皮膚炎は慢性化し再発することも多く、十分な睡眠時間の確保やバランスの取れた食生活など生活習慣の改善も必要な場合があります。
成人の脂漏性皮膚炎は慢性化し再発することも多く、十分な睡眠時間の確保やバランスの取れた食生活など生活習慣の改善も必要な場合があります。
たこ・うおのめ
原因・症状
「たこ」は足の裏や指、くるぶしなど、長期間同じ場所に圧力や摩擦が加わることで、皮膚の角質が厚く硬くなる症状です。
「うおのめ」は「たこ」と同じように角質が肥厚しますが、厚く硬くなった角質が芯を作って皮膚の内部にくさび上に入り込み、神経を刺激することで強い痛みが出ることがあります。
「うおのめ」は「たこ」と同じように角質が肥厚しますが、厚く硬くなった角質が芯を作って皮膚の内部にくさび上に入り込み、神経を刺激することで強い痛みが出ることがあります。
治療
「たこ」の治療は角化部位を削り、角質を柔らかくするサリチル酸ワセリンを外用します。
「うおのめ」は角化部位を削り、芯を除去します。サリチル酸を含む角質溶解剤を貼付する方法もありますが、サリチル酸を含む外用薬は周りの皮膚も角質も溶解してしまいかえって痛みが出る方もいます。使用する場合は患部より一回り小さいサイズを貼付することが大切です。
再発予防には使用している靴や日常の歩き方などを考える必要もあります。
また、「うおのめ」だと思っていたものがウイルス性いぼの場合もありますので、だんだん大きくなる「たこ」や、「うおのめ」のようなものができた場合は早めに皮膚科で診断を受けることをおすすめしています。
「うおのめ」は角化部位を削り、芯を除去します。サリチル酸を含む角質溶解剤を貼付する方法もありますが、サリチル酸を含む外用薬は周りの皮膚も角質も溶解してしまいかえって痛みが出る方もいます。使用する場合は患部より一回り小さいサイズを貼付することが大切です。
再発予防には使用している靴や日常の歩き方などを考える必要もあります。
また、「うおのめ」だと思っていたものがウイルス性いぼの場合もありますので、だんだん大きくなる「たこ」や、「うおのめ」のようなものができた場合は早めに皮膚科で診断を受けることをおすすめしています。
いぼ
皮膚にできる盛り上がったできもののことを「いぼ」と呼びますが、いぼと呼ばれるものの中にはウイルスの感染によってできるウイルス性いぼ(ウイルス性疣贅)、水いぼ(伝染性軟属腫)、脂漏性角化症などがあります。
ウイルス性いぼ(ウイルス性疣贅)
原因・症状
ウイルス性いぼ(ウイルス性疣贅)の原因はヒトパピローマウイルス(HPV)の感染です。ウイルスの型によって尋常性疣贅、青年扁平疣贅、尖圭コンジローマといった種類に分けられます。人から人へうつり、ジムやプール、温泉施設などで間接的にうつることもあります。
治療
治療は液体窒素による冷凍凝固療法が一般的です。凍結した部分がかさぶたになりはがれて正常な皮膚が出てきたら治療は終了です。1回で取り切れることはすくないため、いぼが残っている場合は2週間に1回程度の頻度で定期的な治療が必要になります。いぼのタイプや大きさ、数、部位などからサリチル酸製剤の塗布や貼付、ヨクイニンの内服などほかの治療を組み合わせる場合もあります。
水いぼ(伝染性軟属腫)
原因・症状
水いぼ(伝染性軟属腫)は伝染性軟属腫ウイルスの感染によって起こります。人から人にうつり7歳以下の子供に多いとされています。水いぼといわれますが、中身は水ではなくウイルスを含んだ塊(モルスクム小体)という白っぽい塊です。掻くと広がってしまうことが多く、アトピー性皮膚炎の子供は悪化しやすいとされています。
治療
治療はピンセットで水いぼを根元から摘除することが一般的です。痛みを軽減するためにあらかじめ局所麻酔のシールを1時間ほど貼った後摘除しています。健康な子供では半年~3年で自然治癒することが多いとされていますが、個人差もあり予測は困難です。水いぼの摘除についてはご家族・ご本人とお話ししご希望を汲みながらそのほかの治療も含め対応しておりますので、ご相談ください。
脂漏性角化症
原因・症状
脂漏性角化症は盛り上がりのある褐色~黒色シミのようなできもので、皮膚の良性腫瘍です。皮膚の老化現象の一つで40歳以降にみられることが多くなります。紫外線の影響も考えられており、顔や手足など日光の当たる部分にみられることが多いですが、わき腹や股など他の部分にできることもあります。
治療
癌になったり、人にうつる疾患ではありませんので必ず治療しなければいけないものではありません。盛り上がりがあるためこすれて刺激になったり痒みがある場合や、顔にでき美容の観点から気になる場合に治療いたします。
当院では保険適応のある液体窒素による凍結療法を行っております。
当院では保険適応のある液体窒素による凍結療法を行っております。
多汗症
原因・症状
汗の量が非常に多く、日常生活に支障をきたすような疾患です。
手のひら、足の裏、脇など特定の部位の発汗が亢進する「局所性多汗症」と全身に汗をかく「全身性多汗症」があります。
感染症や糖尿病、内分泌疾患などの全身の病気や解熱剤、ステロイド剤、抗精神薬などの内服薬の副作用等によって起こるものを「続発性多汗症」と言います。
原因がはっきりしない多汗症を「原発性多汗症」と言い、遺伝が関与することがあるともいわれています。
手のひら、足の裏、脇など特定の部位の発汗が亢進する「局所性多汗症」と全身に汗をかく「全身性多汗症」があります。
感染症や糖尿病、内分泌疾患などの全身の病気や解熱剤、ステロイド剤、抗精神薬などの内服薬の副作用等によって起こるものを「続発性多汗症」と言います。
原因がはっきりしない多汗症を「原発性多汗症」と言い、遺伝が関与することがあるともいわれています。
治療
原発性局所多汗症では塩化アルミニウム溶液の外用と抗コリン外用薬を使用することが推奨されています。
以下当院では現時点で対応しておりませんが、掌蹠多汗症ではイオントフォレーシスやボツリヌス毒素製剤の局所注射を行う場合もあります。
重度の腋窩多汗症の場合は交感神経遮断術を行う場合もありますが、副作用を伴う治療になりますので保存的な治療で効果がなくご本人のご希望が強いことが条件となります。
全身性の多汗症では抗コリン内服薬(プロバンサイン)の処方が行われることもあります。
それぞれの治療のメリット、デメリットがありますのでどの治療がご自身にあっているかご相談の上治療法を提案いたします。
以下当院では現時点で対応しておりませんが、掌蹠多汗症ではイオントフォレーシスやボツリヌス毒素製剤の局所注射を行う場合もあります。
重度の腋窩多汗症の場合は交感神経遮断術を行う場合もありますが、副作用を伴う治療になりますので保存的な治療で効果がなくご本人のご希望が強いことが条件となります。
全身性の多汗症では抗コリン内服薬(プロバンサイン)の処方が行われることもあります。
それぞれの治療のメリット、デメリットがありますのでどの治療がご自身にあっているかご相談の上治療法を提案いたします。
